施主様の庭に元々あった雪見灯籠を活用し、灯籠が存分に生きるようなデザインに仕上げました。
矢印型のような石板の先を灯籠に向けることで、視線もそちらに移りやすくなります。

2種類の砂利を使用し、灯篭の周りに黒い那智砂利を、その他の場所に錆砂利を敷くことで、灯篭部分が目立つようにしています。また、除草の管理が楽なように砂利の下には防草シートのみではなくモルタルを塗って草が生えないようにしました。

施主様は、庭を眺めるのが楽しみになったとおっしゃり、

庭の一角にテーブルと椅子を置き、そこで本を読んだりお茶を飲んだりされているそうです。

庭に蚊が多いので、テーブルの近くにゼラニウムと蚊嫌草を植えたプランターを置いてみました。

玄関前の空間を少し植物で飾りたいというご要望もありました。

施主様は山野草がお好きということで、比較的乾燥に強い丈夫な山野草を

四季ごとに何かしら咲いているように複数選び、ハンギングバスケットに植えて玄関前の竹垣根に

取り付けました。玄関を出てすぐに山野草の成長の変化をみながら季節感を感じられるようになればいいなと思います。